劇場版1作目。
エルとあたるの幼少期の描写は夕焼けのイメージ色も相まって、冒頭から郷愁と美しさを感じましたが、そこから転じて、あたるの身に覚えのない求婚という「過去の呪縛」に襲われる展開へ。
以降はまともに向き合って話し合いの解決が出来そうにない人たちなどによる外側からの脅威ばかり。ましてや知らない女が迫ってくるというシチュエーションは個人的にはホラーのようでした。。
それをあたるが喜んでいるというところが、うる星やつらたらしめている感じですが。。
それぞれのキャラには強烈に固執しているものがあるので、それが、怖く感じるのでしょうかね。
そもそも本シリーズ自体からして、キャラクターに不穏で鬱屈したものをいつも感じるので、ドタバタ展開の中に恐怖心を抱いていました。
そういう意味ではナンセンスな展開や不穏の要素も含め、うる星王道な雰囲気です。
俯瞰からのカットとか群衆カットがやたらと多く、メカも多くて派手なところもそうでないところも描くの大変そうです(^^;