mh

アウェイクニングのmhのネタバレレビュー・内容・結末

アウェイクニング(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

オカルトバスターである女性主人公が活躍するサイコホラー。
WW1のあとの傷を追ったイギリス社会と、降霊会のトリック、ハリーポッターさながらの全寮制の学校など、ほとんどのプロットが面白い。
とっとと問題解決と思いきや、さらなる超常現象に襲われて、主人公の過去がわかるとともに真相に近づいていくのだった。
悪人面のイケメンがそのままヒロインで、実は味方であろうはずの兵役逃れがそのまま悪役という展開に戸惑うんだけど、これは役者さん(と、その格を)を知らなかったゆえの判断ミスすね。
「ヴェラ・ドレイク」を見たばかりだったので、ドミニク・ウェストが登場したのは嬉しかった。
クライマックスに近づいて、テンポが上がってるときにぶっ込んでくる、男の子のネタバレが最高でした。
隠し部屋にある、館の模型の異物感も良かった。
乳母に殺されるツイストは微妙だった。作劇的には悪くないけど、ラストエピソードにふさわしくない。癒やしというテーマが薄れてしまってもったいなかった。
死体だったら絶対わからないことに埋めたから大丈夫で済ませるのも地味に狂ってる。大丈夫じゃねー。
ハズレの少ないBBCフィルムが、こんなエンタメを手掛けてるのが意外でした。NHKにももっと頑張って欲しいですね。「スパイの妻」があったか。でもそれだけだ。
面白かった!
mh

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