どう噛み砕いたらいいのか。1発ではわからないが、何度も観たいと思わされる魅力が詰まった作品だった。
強盗、ギャング、ボクサーそれぞれの話が進む中次第に繋がり合っていく。
キャラクターに兎に角フォーカスが当たっていて、1番面白かったのは実は、最初に出てきた強盗だったのではないかと観終わると思う。
全てに繋がっていたテーマは、赦すことだったのではないかというのが初見の感想。きっと色々な考察がある名作なのだと思うが、それを観ずにもう一度観た時に自分がどう感じるのかを楽しみたい欲が生まれている。
殺し屋が聖書を暗記する。
どこか歪なその姿は相当に皮肉が効いていて引き込まれるものがあった。
最初はなんだろうこれと思っていたが中盤以降の引き込みと、序盤との繋がりに痺れてくる。
敢えてであろう、この時系列の逆転に意味を作るのか。それを悩むが、導きだと大袈裟にするのか、真面目になるのか。
そんな分かれ道のような作品だった。
