ファニー・アルダンが10頭身くらいのプロポーションで美脚を披露しながら素人女探偵として活躍する、そのビジュアルだけで100点満点。後期トリュフォー作品の常連ネストール・アルメンドロスによるモノクローム映像も美しい。
ミステリとしてはさほど斬新なものがあるわけではないけれど、彼女の大胆な行動にハラハラさせられ大人の恋もありでとても楽しめる。暗めの役だった不倫ものの前作『隣の女』とはガラリと変わってユーモアのある素敵な秘書役。すばらしく魅力的です!
このタイトルが最高。その意味するところはぜひ作品をみて確かめてくださいね。そして私はラストカットが大好きで、これがトリュフォーの遺作ということもあって見るたびに涙が出そうになる。