シェイクスピアの悲劇を鑑賞
どの時代も、元凶の元は≪嫉妬≫
古代ローマの伝説的将軍
ガイウス・マルキウス・コリオラヌスをモデルに
シェイクスピアが悲劇を描いた戯曲”コリオレイナス”
本作の舞台を現代に置き換えた映画化作品
一言で言うと、解りづらく
邦題に違和感を感じる
説明が無さすぎて、世界観が伝わらいづらい
①帝政ローマの政治体制の知識
②シェイクスピアの原作
①が不足していると
民衆や議員、将軍の立ち位置や
政治的パワーバランスが解らない
②が不足していると
コリオレイナス(レイフ・ファインズ)の
行動原理がよく、解らない
①共和政ローマの時代
モデルの将軍の時代は紀元前500年頃
この時代の政治体制は議会政治
苦い経験から”独裁”を徹底的に
排除した共和政ローマ時代
【執政官(コンスル)】が最高官職
定員2名。任期1年。兵員会から選出。
民衆のご意見番として、対抗勢力の
平民会から選出される【護民官】
単純に言うと、
【コンスル】を狙う将軍(貴族)が
【護民官】に邪魔される物語
※映画の中では上記設定と推測
元老院の影響力増大
平民から選出可能となるコンスル
独裁官(ディクタトル)
この辺は、この後の時代と想定
以下、ネタバレあり
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②腑に落ちなかったので鑑賞後に
wikiを確認して、説明不足と感じた点を補足
王が追放され情勢が不安定なローマ
食料不足に暴動を起こす貧民は
食料支給反対の将軍(コリオレイナス)に対し憤り
将軍は、兵役が出来ない貧民に対し憤っていた
そんな折、天敵であるヴォルサイ人の将軍
(オーフィディアス)が侵攻してくる
戦果を挙げた事で、母や他の貴族から
強く推挙され【コンスル】の選挙出馬を決意した
コリオレイナスだが、貧民から信任を得る為に
媚びた選挙活動はしたくなかった
一度は、貧民から信任を得たが
反対している護民官二名の策略で
信任を取り消され追放までさせられてしまう
追放された将軍(コリオレイナス)の
とった行動は・・・・