おふとん

チェイサーのおふとんのネタバレレビュー・内容・結末

チェイサー(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2022.11.05 母、妹とリビングで。
11/30でU-NEXTでの配信が終わってしまうとのことで話題になっていたこの作品を選びました。

過激にネタバレしているので万が一これから見る人が私のネタバレを踏んだらここから先は読まないでくださいね。








くッッッッッッッそイライラした〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!?!???!!!!!!!!!!!!

最悪すぎて最悪以外の感情が終始湧かなかった。けど的確に最悪な胸糞感情にしてくるあたり、胸糞映画としては素晴らしい(?)出来なのかなあという気持ち。
観終わって速攻感想をしたためているので新鮮な胸糞感情。

個人的にはそんなに評価が高い理由は謎ではあった…(本当に個人的な感想)
あとわんこが痛い目に遭う(直接映ってはいない)のでそういうのが嫌な人は注意。

まず開始1時間は主人公であるジュンホ(デリヘルの元締め。元刑事。演:キム・ユンソク)が嫌なやつで、警察とも話が噛み合わないのもイラ〜っとするポイント(最終的に嫌なやつではなくて正義感があるということは何となくわかるのだけど、絶妙に犯人と噛み合わなくてイライラ)。そもそもこいつが風邪で苦しむミジン(捕らえられたデリ嬢。演:ソ・ヨンヒ)を無理やり仕事に行かせなければこんなことにならなかったのでは?????、という感情に。そして、あっさりと殺人鬼であるヨンミン(デリ嬢を招いては手に掛けている連続殺人犯。演:ハ・ジョンウ)は捕まるのだけれど、なかなか証拠を捕らえられないのにもイライラ。釈放命令出しちゃう検事にもイライラ。
あとちょっとなのに〜〜〜!!!!みたいなのも腹立たしいし、登場人物のほとんどがいいセンまで行くのに絶妙に間抜けで…

せっかくミジンが逃げることができたのにそのミジンがかけた電話に気づかないジュンホ、そしてミジンが逃げたたばこ屋にやってくるヨンミン、さらにそのヨンミンにミジンの存在をバラしてしまうたばこ屋のおばちゃん、さらにさらにヨンミンを後ろからつけていたのに共有が送れる女刑事と張り込みながら寝ている刑事たち、という不幸四段盛りがきつすぎた。そんなことある?地獄か

途中までせっかくミジンは生きてて逃げられて、あとちょっとで助かったのに〜〜!!!!!!!!

良くある映画ではここでヒーロー登場!助かった〜!という予定調和的な展開になるけれど、そうならないのが胸糞たる所以かな…?でも予定調和の平穏よりも、この不幸が折り重なって結局助からない、という結果こそかえって映画の脚本だからこそできる予定調和という気持ちがして微妙じゃないか?という気もする。

結局最後はジュンホがヨンミンを1人で追い詰めてボコボコにし(映画あるあるなんだけど何で犯人にタイマン挑みに行くの〜〜????ワンチャン死ぬべ?)、後一振りでトドメ!というところで警察たちがきて逮捕。という感じでした。最後まで警察遅いわよ。

救いは途中で出てくるミジンの娘役であるキム・ユジョンちゃんがとても可愛らしいこと(こちらも途中で失踪したりしたけどあんまり面倒なことにならなくてよかった)。

もうほんとにイライラした!!!!!!!!!!!!!!!!最悪や!!!!!!!!!!!

どうでもいいけれど昨日は「1987」を観て、悪者警察官のキム・ユンソクvs正義漢検事ハ・ジョンウ、という構図だったのだけど今日の「チェイサー」は真逆で正義漢の警察官のキム・ユンソクvs極悪犯罪者のハ・ジョンウ、という構図で脳味噌がバグったぞ。

ただ映像とかのクオリティはさすがの韓国映画でした。韓国映画って血の表現上手いよね…


映画には割と感情の起伏を求めているので、終始辛すぎて腹立たしすぎて、嫌なもの見ちゃったネ…の気持ちです。刺さる人には刺さるんだろうな。

このやり場のない感情は脳味噌ふわふわで観れるB級映画でバランスをとりたいと思います。
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