シリアルキラーを追いかける元刑事、しかし犯人は物語が始まり30分ほどで捕まってしまう。
ここからの展開がたまらなかった。
犯人はわかっているはずなのに見つからない証拠、上からの圧力、まだ生きているかもしれないヘルス嬢。彼女は最初に元刑事がシリアルキラーを捕まえるため囮で犯人の元へ向かわせている。
ヘルス嬢には娘がいて何度もその娘が母を思い瞳にさまざまな感情を宿すシーンを映してくる。胸にくる。
自体が好転したかと思えばより悪い事態ばかりが起きる。ただ堕ちていくだけ。
久しぶりの胸糞映画。最高でした。ラストに救いがあるかもしれないというささやかな希望と、相反してじりじりと増えてゆく被害者やその遺族。
主人公は正義感からなのか犯人を必死で追いかけるがその原因を作ったのは主人公本人。救われない。
とても良かった。
楽しかった!