おぎ

チェイサーのおぎのネタバレレビュー・内容・結末

チェイサー(2008年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

韓国映画のこの独特の雰囲気、すごい好き。サスペンスものの、暗くて、どうにもならない感じの空気感素敵。

主人公は元刑事の風俗経営者。2人の女の子に逃げられ、手付け金を無駄にしたと嘆いている。そんな中一人の女を無理やり仕事に向かわせるが、その男は失踪した女の子達の最後の客だった。
主人公は、女の子達を売ったんだと推測し、その男を捕まえようとする。

しかし、男は女の子は売ったんじゃない、殺したんだと述べる。

性的不能な男が、ノミを女の頭につきさすことで性的快感を得る。自身が不能であることに劣等感を覚え、それでも女を支配する術が男にとっては殺人だった。
罪の意識も、後悔もない。
ただ誰もが営む行為のように、殺人を犯す。

主人公はというと、必死に失踪した女を探す。ドロドロになって、人を傷つけても、自分の正義を貫き通す。不器用な主人公だが、最後はすきになっていた。

報われないけど、主人公は子供を幸せに出来るって信じてる。
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