うにゃ

蜘蛛巣城のうにゃのネタバレレビュー・内容・結末

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

オープニングがカッコいい。

雷、霧…謎の老婆の笑い声から始まるシーンがとてもよかった。
不気味な話し方が上手い。雰囲気がある。

今敏監督の「千年女優」の中に蜘蛛巣城を引用したシーンがあると知っていたが、老婆そのままだった。
上手く使ったな〜と思う。

老婆に会った後に霧が出ている森を彷徨うシーンは少し長く感じた。
が、その後の展開は面白かった。

特に浅茅。
恐ろしい〜。鷲津を見事に操っている。
浅茅「みごもりました。」からの
三木親子が主役なのに不在で宴が進む様子が怖いな〜と思っていたら死装束に身を包んだ義明の幻が現れる。うわ〜。
取り乱す鷲津。
「もう一度殺してやる!」
やっぱり…。
宴のお客さんが引き上げた後に、やってくる武者。義明の首を持ってくるが、息子は取り逃したと報告して、怒った鷲津に殺される…。もう崩壊。
宴の時に、舞を踊って怒られるお爺さん可哀想だった。

2人の女性。
謎の老婆、浅茅の怪演が素晴らしく、その後の森、弓矢のシーンも見事だった。
弓矢は実際に三船敏郎さんや、その周りめがけて本物の弓を射ったと知り驚く。
命懸けの撮影。
うにゃ

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