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津軽じょんがら節のotomのレビュー・感想・評価

津軽じょんがら節(1973年製作の映画)
4.6
寒村極まる。重たい人間模様は斎藤耕一作品そのものな気はするが、兎にも角にも索漠としていて『旅の重さ』的なほのかな明るさも救いも無い。見捨てられた街の現実を見せつけられる。そしてめくらと津軽三味線の組み合わせ。日本海の荒波に掻き消されラストはなかなか。『竹山ひとり旅』も久々に観たくなった。傑作。
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