“The津軽”とでもよびたくなる映像が強烈に印象に残りました。荒々しい北の海、貧しい漁村、いたこの婆さん、瞽女(ごぜ)…そこに、津軽三味線の音と斎藤真一の絵が挟まれ、土着性を強めている。
以下、ネ…
斎藤耕一監督は、1972年、萩原健一主演の『約束』でスチルカメラマン出身らしい優れた映像感覚を見せ、続く高橋洋子主演『旅の重さ』で、ドラマ演出の上手さにも進歩を見せた。
そして本作。
それまでの…
高校2年の時に『叫びとささやき』との二本立てで観た作品。キネ旬ベストワンを獲得したということで期待値は高かったんだけど、こちらはそれも納得の面白さでしたね。
本作は、その後もどこかでもう一度観てい…
すべて打ち砕いていく津軽の荒波
あんちゃんの表情が次第に輝いていくのがとても良かった、仕事をして飯を美味しそうに食うシーンよ
盲目のゆきとヤクザのあんちゃんがとても印象的だったが、ふたりとも新人…
【心の故郷(ふるさと)】
いや〜、この頃のATG映画は本当に良質なモノが多いと実感させられる。和製クロード・ルルーシュと謳われた斎藤耕一監督作品。
青森県津軽市を舞台にしたヤクザと情婦の逃避行と…
久しぶりにATG映画。ATG映画だし、かなりやばいんだろうなーっと思って観たら、思ったより全然普通だった。テンポが意外と遅くて、ちょっとびっくりした。でも、良い作品だった。冒頭とラストに出てくる波と…
>>続きを読むこの「津軽じょんがら節」は、「約束」「旅の重さ」に続く、斎藤耕一監督の”風土三部作”の第三作目の作品だ。
ヤクザ組織から追われる青年が、愛人の郷里である、津軽の漁村に流れて来る。
都会からもはみ…
青森で家族の弔いをする必要があったお水の女(江波杏子)と、ヤクザ稼業で命を狙われる男(織田あきら)が、産業の死んだ寒村の波浪の飛沫がかかりそうな、海辺の掘立て小屋に住み始める。。。
☆土地
人…