津軽じょんがら節の作品情報・感想・評価・動画配信

『津軽じょんがら節』に投稿された感想・評価

3.7

訳ありな男女が寂れた漁村へ住み着いた話。
初っ端の荒波と三味線が合いすぎる。
話もディープ。
荒んだ場所では荒んだ事が起こり得る。
ラストはまぁそうだろうといった感じだったが見応えあった。
そしてジ…

>>続きを読む

面白い訳ではないけど、なんかすごく良い。
間に挟まれる斎藤真一の絵のおかげで、より物悲しさというか、うら寂しさというか…
俗世から弾き出され、行き場を失った情念がより強まってすごく良い。
最初と最後…

>>続きを読む
haru
3.5

ヤクザの転職。

イサ子は愛人の徹男を連れ、故郷津軽に帰郷。ヤクザの徹男が組で揉めて、東京から逃げてきたのだ。イサ子は早速働き口を見つけ、懸命に徹男を養うも、徹男は退屈な田舎暮らしに不満を募らせてい…

>>続きを読む
話しはシンプル。激しく打ちつける荒波と三味線の音色ずっと見ていられそう。
パチ屋までバスで片道2時間
そんな田舎、日本にはもうない
・・・ないよね?
FeMan
3.6
シンプルで見やすくはあった。出来としては決して悪くはない。

でも心に残るようなしこりはなかったかな。ツルっとした食感で喉を流れていった。

一番記憶に残っていたのは、三味線の音だった。

耳障りなほどの波と風の音。そら気も滅入るわ。

平気で弱者を自分の利益の為に売ろうとするし、平然と近親相姦はあるし。エゲツなと思う反面、この人間の獣性に今は蓋をしすぎている気もする。いつかそれが溢れ…

>>続きを読む
目
4.0
荒波がでっかくて強くてめっちゃ良い、三味線との相性もよくて絵になるな〜
後学のために。評判ほどか?と思ったが、The日本海という感じ空気がすべて。津軽三味線はしびれます。江波杏子の魔女顔がいい。
ユロ
5.0
ATGの作品群の中でも特に優れた一本だと思う。というより、病的なまでに俺を引き込み夢中にさせる何かがある。この陰鬱とした世界観に沈みたくなる。三味線によって煽られる安堵と不安を感じながら。

あなたにおすすめの記事