このレビューはネタバレを含みます
この映画の最大のテーマは「待つ」ということ。
人間は誰しも必ず何かを"待っている"
例えば
恋人を待っている
戦争が終わって平和になるのを待っている
子供が産まれるのを待っている
仕事で成功するのを待っている
告白の返事を待っている
豊かな生活を待っている
この映画で僕が感じたのは、人間は誰しも何かを待っているが、ただ待っているだけでは何も起こらないということ。
主人公のナボルスキーも作業員のエンリケも待っている間さまざまな行動を起こしていた。
まず大事なのは自分が何を待って、何を求めているのかをはっきりさせること。
僕の大好きな映画の一つ「ベンジャミンバトン」の中でこんなセリフがあります
"人生は複雑とは限らない。求めるものを知っていれば。"
主人公のナボルスキーの"求めるもの'"
それは、
ニューヨークで父の大好きだったジャズ奏者にサインをもらいにいくこと
ナボルスキーが"待っていたこと"
それは、
故郷のクラコウジアが平和になること
戦争がいつ終わるか分からない。
逃げ出そうと思えば空港からいつでも逃げ出せた。(現に職員が故意に逃そうとしていた)
しかし、自分が"何を求めているか"知っているからどれだけ待たされても"待つことができた。
ナポレオンの話しはどれも引き込まれた🤔