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ターミナルのkimaguremovieのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
4.2
舞台はNYのJFK空港。実質パスポートを失い、入国も帰国もできない。まさに非日常で過酷な設定。自分もパスポートを無くし空港で4時間ほど自分を証明できない状態で空港にいたことがあり、ドキドキしました。

その彼トムハンクス(ビクター)は、環境を受け入れ、過酷なのに忍耐強く、誠実に、思いやりを持ち、最大限の努力を続けます。

そしてキーワードは、約束、待つ。ビクターの雰囲気がみるみる変わっていったのはトムハンクスならではで、周囲を巻き込んでいく臨場感を支えていました。キャサリン・セタ・ジョーンズは素敵でした。

他人から見たら大したことのない約束かもしれない。でも約束への想いの強さがあってこそでした。私も、似たような約束があるので、その完遂に向けて勇気をいただきました。

嫌な想いにならずに、笑えたり、涙ぐめたりできる、後味の良い一本でした。
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