徹底してバカバカしく、ご当地あるあるを散りばめて笑いを誘います。地域風土記のようです。
ディスっているかといえばそうなんでしょうが、わたくしには、一人ひとりの個性とか違いとか、一人ひとりがそれぞれ素晴らしい、というのと同じように、それぞれの地域にはそれぞれの特色やいいところがある、というメッセージ^_^あるように思いました。
この映画は大いに笑えますが、優越感に浸るとか、埼玉や滋賀を上から見るという感覚にはなりませんでした。上下関係はそこにはない。日本が世界において固有の特徴があると同様に、地域ごとに特徴が異なる。それぞれへのリスペクトがあってはじめて文明的に生きられるのではないかと。優越感とか上下とか、そう思う人をむしろ憐れむような。
バカバカしいなかに、いや、バカバカしいからこそ大切なメッセージが伝わってくるように思いました。
それにしてもバカバカしくておもしろかったです。
