イントゥ・ザ・ワイルドのこーやのレビュー・感想・評価

嘘や権力でまみれた社会という檻から抜け出し、人間の深層心理の真実を追求するため放浪の旅にでた主人公の話。彼が死の直前に気付いた、幸せが現実になるのは誰かと共有した時、という言葉が彼の旅の全てを物語っていると思う。23歳でこの世を去った彼は世間から見れば若すぎる死かもしれない。しかし人生の長さとは年数ではなく、中身の濃さだと思う。そう考えると彼の人生は決して短いものではなかった。僕は彼の人生をとても羨ましく感じた。それと彼の命日が自分の誕生日と一緒だったことに親近感が湧いた。