ノンフィクションだけど結末を知らないで観てびっくり。一人旅をする人は観ると良い。
旅に出て人と触れ合って…みたいなハートフル話で、ひとまわり大きくなって帰ってきました的な話を想像してたので最後唖然。
綺麗事を描いてるのではない。
主人公を観て浮かんだ言葉は自業自得、自分勝手、逃げ…。
親の気持ちや妹の気持ちを考えるとやりきれない気持ちになるし、じいちゃんとのエピソードはウルウルしてしまった。
人生を考え自然と戯れる一人旅はいいけれど、この映画は安易にそれに憧れて出来るもんじゃないと言わんばかりだった。
ショーンペンが監督脚本。とてもよかった。
原作小説「荒野へ」を読んだがなぜクリスがここまで無謀とも言える行動に出たのか、日記や写真、周囲の人々の話を元に丁寧に掘り下げられていたので映画が気に入った人は読むといいかも。
いずれにせよ、本人が亡くなっているので実際に何を思って死んだのかは厳密にはわからないけども。