何と表現して良いか分からないのですが、何となく広くお勧めできそうです。
敢えて言うなら、若者。これからの自分の人生って何なのだろうと思い巡らせる方々にお勧め。特に男の子。
ありがちな放浪もの、放浪者…
しかしながら、安定して観る者を惹きつけるものがある。
歩く。川を下る。ヒッチハイクする。列車に飛び乗る。また歩く。サバイバル生活を送る。流浪する。国境を越える。糊口を凌ぐ。アルバイトでドルを稼ぐ。
行く先々で出逢う優しい人。
友情を育み、恋心を抱き、孤独な者同士の親愛を深める。
ワイルド…
自然では生命をいただき、空腹、渇き、誤食と闘う。野生動物、熊とも遭遇し、我が生命を神に委ねる。
恐らく、この作品。ダメな人には極めて退屈な映画。それは間違いないです…
ただ、私にはハマってしまいました。
心の赴くまま、行きたいところに向かい、生きたいように生きる。そして、自然の中に抱かれて、灰になる。