いせ

ウォーリーのいせのレビュー・感想・評価

ウォーリー(2008年製作の映画)
3.7
ディズニー好きを自称しておきながら一度も見たことがなかったので観賞。

結論から言うと素晴らしいお話でした。
内容も、ウォーリーと白いロボットがいてあと宇宙の話?くらいしか知らなかったので最初はウォーリーって何だ?この地球はどうなってんだ?イヴは一体何者なんだ!?とドキドキしながら楽しめ、だんだん謎が明かされるとああ……なるほどな……と。
ウォーリーもイヴも、簡単な単語しか喋れないため、直接的な言葉以外の、視覚からの情報でわかるディストピアはなかなか心に来るものがありました。

こんな時(2020年4月現在、新型コロナウィルス流行で世の中はぐちゃぐちゃです)だからこそ、艦長の「生き残りたいんじゃない、生きたいんだ!」というセリフが刺さりました。本当にしなければならないことは?ただロボットに身を任せて堕落した生活で生き残るより、人間として故郷の復活に尽力して生きる。本当はそうあるべきだなぁと思いました。(まあ今は家にこもるしかできないのですが)

全編に渡りウォーリーとイヴの恋物語が非常に可愛らしく、最後は泣いてしまいました。
子供にはちょっと難しいかなぁ。中二病を卒業したくらいだったら楽しく考察しながら見られると思います。
ピクサーらしく、目の離せないテンポのいい展開ですのでとても見易いです。

とても良い作品でした。
いせ

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