菩薩

浜辺の女の菩薩のレビュー・感想・評価

浜辺の女(1946年製作の映画)
3.2
美波、じゃねぇし話もまるで美しくない…。戦後すぐに元兵士のPTSDに着目している点は早いと思うが、お節介なおっさんがよしゃいいのに婚約者も捨てて不倫に走るお話。冒頭から続く水のイメージが最後は火のイメージで終わり皆を解放に導くって事らしいが、画家が盲目を装っているか否かの掘り下げも中途半端(ってか見えない演技が下手っぴ過ぎる…?)。画家は父・ルノワールでもあり、ジャン・ルノワール本人でもあり、過去と決別し自分を執着から解き放つ希望の作品なのだろうが、大して面白いわけでも無いし感動的でも無い。
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