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パラダイン夫人の恋のchacoleのネタバレレビュー・内容・結末

パラダイン夫人の恋(1947年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

この作品のキーパーソンは、夫人ではなくアンドレではないかと思う。同時代に作られた『ロープ』でも暗喩があったが、アンドレは被害者に自分の主人以上の感情があったんじゃ…と感じさせられ、それがあればあの感情を吐露する法定シーンとその後の自殺までが納得できる。
それに比べ、夫人に恋して冷静な弁護ができないトニーの単純さと熱さはグレゴリー・ペックのこれじゃない感が合わない気がした。(イギリス人かクイーンズイングリッシュを話せる役者を起用してほしかった。)
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