パラダイン夫人の恋の作品情報・感想・評価

「パラダイン夫人の恋」に投稿された感想・評価

グレゴリー・ペックのヒッチコック作品をもう一本。

盲目の軍人パラダイン氏と結婚した夫人が夫殺しの容疑で逮捕される。その弁護を引き受けたのが、男前すぎる弁護士グレゴリー・ペック。弁護の打ち合わせをするうちに、彼女の魅力のとりこになっていくグレゴリー・ペック。彼女は夫を殺すような人間じゃない!必死になって弁護をするが、果たしてその結末は…というお話。

ストーリーはそこまで込み入ってないから、終わると、「なるほどな」という感想が出てくると思う。パラダイン夫人は確かにお美しいんだけど、弁護士がそこまで夢中になるような魅力がどこにあるのかイマイチ説得力に欠ける部分もあるかなぁと思う。
だから、法廷でどんどんヒートアップしていく弁護士さんに、こっちがいやいや、落ち着いて!落ち着いて!と言いたくなる感じ。あんな感情的であの仕事務まるもんなのかしら?なんか一応敏腕弁護士という設定だったけども。
とはいえ、法廷劇というのはそんなに大ハズレすることがないので、そこそこおもしろいと思う。
ヒッチコックの異色法廷劇。

ある夜、盲目の英雄パラダイン大佐の毒殺容疑で夫人(ヴァリ)が逮捕された。
敏腕弁護士であるアンソニー(ペック)が事件の弁護を受け持つ事になるのだが、次第に美しい夫人の魅力に溺れていく。

やがて夫人と使用人ラトゥール(ジュールダン)の関係を知るアンソニー。
事件は解決へ向かうも、辿り着いた先にはそれぞれ二人の歪んだ“愛”があった。

77 2019
愛の伝染。フェミニズムの暗喩表現。
セルズニック脚本のせいか、言ってみればヒッチコックらしくないテーマと筋運び。アメリカに招聘してくれた恩人のプロデューサーだから、いろいろ遠慮もあったかもしれない。
 サスペンスや謎解きのスリルもあるにはあるが、それよりも容疑者と証人の関係が弁護士、判事それぞれの夫婦関係に影を落としていく描写を軸にしている。
 ヒッチコック風味を期待すると、消化不良にもなるが、人間劇としてはとても良いのでは。
 撮影が雲泥の差でクオリティが上がっている。照明も巧い。今作からヒッチコックの映像は始まったといっていいのではなかろうか。
「情婦」の弁護士チャールズ・ロートンが出ていることはノーチェックだった。今作でもメガネを駆使した演技が良い。法廷が似合っている。
tych

tychの感想・評価

2.6
盲目の夫を毒殺した容疑で逮捕された夫人。彼女の弁護を引き受けたやり手弁護士は、その魅力の虜となり、弁護にのめり込む。弁護の勢いあまって、夫の世話人が怪しいと法廷で問い詰めると、彼は自殺。それを知った夫人は「世話人と暮らしたいが為に夫を殺した」とあっけなく自白、弁護士は無力感を味わうのだった。なーんだ、という展開。アリダバリは確かに魅力的だが、それ以外は見るべきもの無し。

このレビューはネタバレを含みます

すっかりマダレーナ・パラダインに惚れ込んじゃった敏腕弁護士キーンが、手玉に取られた挙げ句に振られてヘロヘロになる話。

女心は複雑だね①パラダイン夫人。
夫であったパラダイン卿殺人事件の容疑者として逮捕される。
無実を主張して、キーンに弁護を依頼するが、夫の世話係アンドレを犯人に仕立てあげようとするキーンのやり方に不満をもらす。さらに法廷で(ある報告を聞いて)涙を流しながら真実を告白する......女心はホント複雑。

女心は複雑だね②キーン夫人のゲイ。
キーンがパラダイン夫人に恋をしていることに気づいたゲイ。
夫が他の女に夢中なんだからキーンとの幸せな結婚生活もギクシャクしちゃうのは当然だよね。
もうパラダイン夫人には会わないで欲しいと思う一方で......女心はホント複雑。
自分の過ちを認めて法廷を去るキーン。
そんな意気消沈するキーンをゲイは励ますのだもの...女心はホント複雑。

グレゴリー・ペックが男前でうっとりする*。・+(人*´∀`)+・。*
ヒッチコック映画の
ヒロインは本当に皆、
美しく、光を放っていて


そんな中でも特に
妖しいくらい美しく。


白黒映画は解決しなくなって
「THE END」までの時間が
ドラマティックであれば
それでいいのだ。

と思った。
Jumblesoul

Jumblesoulの感想・評価

2.5
ヒッチコック監督の法廷もの。
サスペンスなのか夫婦愛を描きたかったのか、何とも中途半端な印象が残った。
パラダイン夫人役で、この後「第三の男」に出演するアリダ・ヴァリがとにかく美しい。
ネット

ネットの感想・評価

3.0
法廷劇。ノれず。
アリダ・ヴァリって、旦那亡くす役多いな…
屋敷のセット、これ「過去を逃れて」と同じセット?ベランダの手すりとそこから見える景色がそっくり…と見た時は思ったけど、確認したら全く違った。恥ずかしい。製作年は同じ。
堊

堊の感想・評価

2.7
「内面もまた、見えるものの一つに過ぎない」なんて本質が語られたりするも『私は告白する』並に微妙な法廷劇。ひたすら法廷のショットしかないので冒頭で連行される際のシュールなやり取り(「ご飯準備しなくても大丈夫です」)、婆に乱暴にシラミチェックされるところぐらいしか見るところがない。『めまい』への序章感は確かにある。妻役のアントッドがきゅーと。

「くるみというのは脳に似ている」
ヒッチコック作品としてはあまり評判が良くないらしい、、。

確かに、話は今観るとありきたりだし、切れ味もあまりよくない。でも裁判モノのミステリーなので、最後まで飽きずに観られました。

盲目の夫殺しで捕まった未亡人がアリダ・ヴァリ(ミステリーアスな美しさ!)。彼女を弁護するのがグレゴリー・ペック。夫の世話係の青年がルイ・ジュールダン。判事がチャールズ・ロートン。中々豪華で魅力的な配役。

法廷で証人に立ったルイ・ジュールダンが、法廷を出ていくところで、カメラが彼目線てアリダ・ヴァリを追うところがいい。その時の彼女はまさに「第三の男」のラストを彷彿させる!でも、こっちが先だ。

最後の判事夫婦の会話がピリリととして良かったな^_^

評判悪くても、ちゃんと見所があるのは流石ですし、個人的には十分楽しめました。
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