ドラえもんの中で、のび太が世界中の人間を消してしまう話がある。
名作「独裁スイッチ」だ。
のび太は泣きわめき後悔し救済されるが、人類でただ1人生き残ってしまうウィルスミス演じる主人公は、救われない。
唯一の話し相手であるシェパードのサムと共に3年という月日を生きている。
サム〜。゚(゚´Д`゚)゚。
サムがいなければ、彼は正気でいられなかったと思う。
犬好きの人にとって涙なしには観られないと思われる映画です。
面白かったのですが、エンディングに全然納得がいかず、モヤモヤしたので本当はどういう話だったのか当時原作を買って読みました。60年以上前に書かれた作品だったのですが、こちらはなるほどなぁと思うラストでした。
人は一人では生きていけない。
独裁スイッチでのラスト、ジャイアン達にいつも通りからかわれながらのび太がこう言って終わる。
「まわりがうるさいってことは楽しいね。」
例え煩わしいと思うような人間関係でも、それがない人生は恐ろしいですね。
ところでDVD特典で巻末についていたショートアニメのインド編シェルターはなかなかの作品。本編よりもこっちのインパクトの方が強いかも