ほしじろ

うる星やつら 完結篇のほしじろのレビュー・感想・評価

うる星やつら 完結篇(1988年製作の映画)
3.5
少し前から暇を見てはTVシリーズの人気エピソード等を拾って観ていたのだけど、いつの間にかすっかり好きな作品に。計40話ほど観終わったのでこの完結編を視聴。第一印象はとにかく作画が綺麗。後期TVシリーズやOVAを観た後なのでなおさらなのかも。

ヘンとヘンを集めて〜の全員集合ドタバタ大騒ぎももちろん楽しいのですけれど、本作ではあたるとラムの恋心、すれ違いからお互いの想いが通じ合うまでのドラマをしっかり見せてくれるので完結編という名に相応しく満足感の高さがありました。

本作を観て改めて感じたのですけど、あたるとラムの関係性って最近の作品ではあまり観られない亭主関白良妻賢母という昭和的な価値観を色濃く反映されている気がしていてなんだか新鮮です。「言葉にしなきゃわからんのか」というあたるの台詞はまさにそれを象徴している気がしました。
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