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素晴らしき哉、人生!のahdamsのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.3
奇跡を信じられなくなっていた自分へ。

望まない人生。
それでも目の前の幸せを追い、わずかなチャンスでも掴み取ろうとする。
自分を良く思わない人間がいるのと同時に自分を見守り必要としてくれている人間も必ず存在する。
沢山のメッセージが心に飛び込んできた。
今観ても充分理解できる主人公の境遇。
平凡かもしれないけど、どれも眩しく輝くものばかり。(プロムの場面が何気にお気に入り^ ^)

主人公に訪れたあの「一連の出来事」はほんの一瞬。
物語のキーとなるClarenceも場面ごとでほんの一瞬顔をのぞかせる程度。(それでもちゃんと重要な役割を果たしているが)
あくまで主人公の物語だから敢えて登場回数を抑えたのかな。
どれだけ行き詰まっても「ほんの一瞬」自分の居ない世界を考えるだけでこうも風向きが変わるんやね。

勧善懲悪ものの要素も入っているけど悪役に「まいった」と言わせないところがまた気に入った。
これからの幸せを願うと同時に主人公の「幼い頃からの夢」も成就して欲しいと願うのは欲張りすぎるかな。