僕が存在しない世界を天使が見せてくれたとしたら、僕の知ってる人々は幸せな顔をして微笑んでいるだろうか…
それとも生活にやつれ悲しい表情で肩を落とし町を歩いてるだろうか
1人の人間の存在は多くの人に影響を与えそして世界は動いていく
制作されあとわずかで80年になるこの名作、
行き交う人に敵意を感じ自分自身にも猜疑心の塊になっている現在の我々にこそ必要な映画なのでは
順風満帆に人生が続くと思われたジェームズ・スチュアート演じるジョージ
身近な人の死や経営難などで思ってもみなかった事が次々に起こる慌ただしい毎日
結婚や妻からの妊娠の報告と喜ばしい出来事もその中にはあるのだけれど
明日の自分、明日の社会は誰にもわからない
しかし「アメリカの良心」と呼ばれたジェームズ・スチュアート演じるジムを通し人生に微笑みたくなるような名作であり
クリスマスツリーのベルが鳴る意味は
そうだったのかと優しい気持ちになれる映画
そういえば、大好きな映画「グレムリン」でビリーの母親が調理しながら涙していたのはこの映画だったね
メリークリスマス、メリークリスマス
と町行く人に大声で笑いあえる人生
僕の存在は誰かを微笑ませ、ほんの少しでも幸せにしているんだろうか