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素晴らしき哉、人生!のvilljobbaのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.9
様々な幸と不幸を経験し生きてきたジョージ・ベイリーという男が、クリスマスの夜に不幸な目にあい、自殺を図る。
そこに突如現れた二級天使さんが、絶望する彼にとあるIF世界を見せてくれる……

あるコメディ映画の中で、「全ての地球人が観たことのある映像」として紹介され、エイリアンたちがそれを観て涙するという展開があった。
米国における本作は日本でいうホームアローン的な感じでクリスマス定番の映画らしく、少なくともアメリカではマジで皆観たことのある映画という扱いらしい。
Filmarksでも平均星数4.3という化け物。

TωT)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
まさに古き良き名作映画だった。
まずはTSUTAYAに行って本作のDVDを手に取っていただきたい。
最後の大団円のシーンは涙が止まらなかった。
ひとつの街に生きる人々の温かい姿、大好き。
私はジョージほど愛されていないし、ジョージほど人々を救ってはいない。でも、もし自分が生まれてこなかったら?を細かく考えてみると、たくさんの面白い可能性が見えてきた。

主演女優のドナリードは、ロマンチックで献身的でありながら外見も兼ね備えた素晴らしき女性を演じていたけれど、特に顔が本当に美しいことに注目。
イングリッドベルイマン、シャーミアンカーに並ぶ美顔だった。彼女らがTOP3ですわ。

私の個人的な感想なんてどうでもいいね。
この映画を観終わった時の感想は、誰もが同じだと思う。
素晴らしき哉、人生!

私は明後日から社会人になる。
22年かじり続けた親のスネから離れ、12年世話になった実家・故郷・友人たちから離れ、7年通い続けた学校を卒業し、全く新しい環境に身を置く直前というタイミングで、人生の素晴らしさを説き、落ち込んだ時の励みになってくれるであろうこの映画と出会えたことが本当に幸せ。
この二年間は特に授業が少なくて暇が多く、しかもFilmarksに出会えたおかげで、多くの素晴らしき映画に出会うことができた。
それらの映画から貰ったたくさんの教訓を胸に、ワクワクしながら新生活を始めることができる!
素晴らしき哉、人生!

実家での生活最後の夜にやることは、コイツをTSUTAYAに返しに行くことだ。
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