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素晴らしき哉、人生!のKenzOasisのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0
「人ひとりいなくなるだけで、世界は一変する」

最高に素晴らしい映画でした。自分に重ねてしまって号泣です。
人のために自分を犠牲にできてしまう心の優しい青年の人生のお話。
語る必要のない、不朽の名作ですね。

不幸かといえば不幸かもしれない。でも、幸せなんですね。生きることは幸せなんです。
ある人の受け売りですけれども、人生の喜びは出会うこと、恋をすること、誰かの人生を受け取ることだというのは真実の一つだなーと感じました。
あまりにも多くのものが手に入りすぎる現代に生きるとき、何を抱いて生きていくのか、どう生きるのか、それを心に留め置くことはとても大切だと想うのです。

この作品では、ジョージという人の人生を通してその喜びを描いてくれています。それに必要なことも。
映画は、その全てが作り物です。総合芸術。なのに、人生に必要だと思える。2017年だけで150本の映画を鑑賞しましたが、それがよくわかりました。
これからもたくさん、映画にのめり込んでいきたいなと改めて思わせてくれた映画でした。
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