ひろ

素晴らしき哉、人生!のひろのネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良い話だった!!
たまたま目に付いて、つまらなかったら途中でやめればいっかーと思って観てみたけど、話にのめり込んで、飽きることなく観れた!!あっという間だった。

大学進学や色んな夢、新婚旅行とかも諦めて、町のために生きたジョージが、最後に報われて本当に良かった。家にみんながお金を持って集まってくれた時、涙が出てきたわ…!良かったなぁってほんと思った!!
長男ってね、色々背負うものがあるよね。周りの期待に応えなければ、みたいな気持ちを1番強く持つのは上の子なんだと思う。
それにくらべて、ハリーの自由さと言ったら!弟のために、片耳の聴力も失って、大学進学も譲って、弟が卒業したら家業継いでもらって自分のしたいことをやる!!って思ってたら、なんか結婚して帰ってくるし、しかも嫁の実家の家業継ぐとかいうし…ジョージえらいし、なんかもう可哀想でな…

それでも、ジョージはやり手だったからすごいわ。ちゃんと親の会社を継いで、町の人々を助けたってのはすごいなぁと。ジョージのおかげで自分の家を持つことができた人がたくさんいて、世界恐慌も乗り切って。
最後のあのピンチもおじさんのせいだしな!ポッターさんに絡みに行かなきゃこんなことにならなかったのに!!!絡みたくなるのもわかるけど!!
ポッターさんの付き添いの人が最後裏切って「お金こいつが持ってます!!」ぐらいいってくれるかと思ったがそこはなかったね。お咎めなし。そこは悔しいねぇ。

ポッターさんは最後まで悪役だったな。

ジョージがいない世界では、薬局のおじさんは刑務所行きだし、ハリーは幼い時に死んでたし、おじさんは精神病院行きだし、メアリーは独身のままだし、町もカジノ街みたいになっちゃってるし。
ジョージは本当に重要な人物だったんだなってのがわかる良い体験だよね。
ジョージほど沢山の影響はなくても、少なからず、人は誰かしらに何らかの影響を与えてるわけだから、「自分なんか生まれて来なけりゃ良かったんだ」って考えちゃってる人にこういう体験ができれば良いのになぁと思いましたね。

クリスマスの鈴の音は天使が羽をもらったときの音って意味素敵だなと思った。ほんとにそういう言い伝えなのかしら?クラレンスが無事羽をもらえてよかった!!
良い人だった!

ジョージの子ども時代を演じてる子役がめちゃくちゃ可愛かったね、イケメンすぎ!


そしてこれまた、クリスマス前に観たかった映画でした!!!
ひろ

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