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素晴らしき哉、人生!のめるのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.3
2019年のクリスマスイブに鑑賞したけれど、レビューは2020年の初レビューに持ち越しになっちゃいました。

メリークリスマス!🎄
あけましておめでとうございます!🎍


⭐️   ⭐️

  🌟

星と星が会話するシーンを観て「お、この映画はおもしろいぞ!」と直感が働きました。
もちろん有名な映画なのでおもしろいのはお墨付きのようなものですが(笑)
フランク・キャプラという名はピーター・フォークの自伝で初めて知りました。「フランク・キャプラにキスを」したくなるくらい大好きな映画監督らしいです。

1946年の映画だというのもすっごい古い。半世紀前でも1969年なのに、それより23年も前……終戦直後かぁ。
モノクロでもおもしろい映画はそれが気にならないくらいおもしろいですね~。

あらすじに〈1945年のクリスマスイブ。住宅金融会社を経営しているジョージは度重なる不運で自殺しようとするが、そこへ天使が現れ、ジョージがいなかったときの世界を見せる。〉とあるから、開始30分くらいで天使が現れるものだと思っていたら不意打ちを食らいました。

終了30分前くらいだった(笑)

でも、主人公の人生を長ーい時間をかけてじっくり観たから、最後に「素晴らしき哉、人生!」な気分にさせてくれたんだなと実感しました。

二級天使のおじさんが可愛かった~!!
こんな愛らしい天使ならずっとそばにいて見守ってもらいたい。
何かしてくれるわけじゃなくても、そばにいるだけで幸福を連れてきてくれる七福神様みたいな天使に見えた。

天使が羽を手にいれた瞬間にチリンチリンと鈴が鳴るという設定が素敵でした👼🔔

主人公がもう一つの世界を見て考えを変えるのはクリスマスキャロルっぽいし、知っている場所もなのに別世界になっていてパニックになるのはバックトゥザフューチャーっぽかった。
クリスマスキャロルが素晴らしき哉に影響を与え、素晴らしき哉がバックトゥザフューチャーに影響を与えたのだろうか。
すべては繋がっているのかも……

クリスマス映画として観たけど最後に蛍の光が流れたし、年越し映画にも良さそうだなと思いました。(似たようなことを去年のイブにも書いた 笑)
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