福福吉吉

バスケット・ケース2の福福吉吉のレビュー・感想・評価

バスケット・ケース2(1990年製作の映画)
3.0
ホテル3階からの転落した異形の兄ベリアルとその弟ドウェインは救急搬送され、二人とも生き延びる。世間がこの兄弟の話題で持ちきりになる中、兄弟は病院から脱走し、生まれつき異形の姿をもって生まれた者たち(フリークス)に理解を示すルースとその孫娘・スーザンの屋敷で暮らし始める。しかし、そんな兄弟をあるタブロイド紙の女性リポーターとカメラマンが追っていた。

前作「バスケットケース」の続きとなります。

弟の外見に違和感しかない。前作の記憶だと若くてイケメンな印象があったのだが、かなり老けていて前作のモテモテな感じがしない。現実の時間経過が憎いです。

それはさておき、ストーリーはベリアルとドウェインの兄弟はルースたちフリークスの中で匿われるも、マスコミがそれを追いかける展開で非常に分かりやすい。
また、ベリアルと同じく異形で虐げられたフリークスという仲間が生まれ、フリークスが多数を占める環境からドウェインが自分一人の人生を謳歌しようと思うようになるドラマもあり、とても面白いです。

フリークスは個性的なデザインですが、1990年の作品で着ぐるみ感があるので、恐怖感なく観ることができます(ホラー作品としては怖い部分なんですが、観ていてなかなか楽しいです)。

そして、終盤は驚きの連続で、とても楽しかった。

とても面白い作品でした。
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