このレビューはネタバレを含みます
新宿アートビレッジで鑑賞。(二本立て)
この映画、自分の肉体で稼いでいこうとする男(ジョン・ボイト)と足の悪い男(ダスティン・ホフマン)の出会いから別れまでを描いている。
ニューヨークの汚い街角、ウルトラマンの映っているテレビなどが印象的。
とりわけ見事な場面は、やはりラストシーン。
フロリダに行こうと二人はバスに乗って、フロリダの燦々と輝く光が見えてきた頃、バスの中で死んでいるダスティン・ホフマンをバスの外側から映したカメラ。
その映像には、バスの中で永眠しているダスティン・ホフマンにオーバーラップするかたちで、バスのガラスにフロリダ風景が映っている。
素晴らしい名場面である。