ちょっと笑えて、イ・ビョンホンが最高にセクシーな映画。
チョン・ウソンの顔が最後まで綺麗なままだったのが世界観の作り込みの甘さが滲み出ているような...。イ・ビョンホンもだが歯が綺麗すぎるね。
内容は笑える部分が織り込まれていて観やすいが、ストーリーは良いとは言えないかな。イ・ビョンホンの妖艶なキャラの作り込みは良かったんだけど、彼の指切り魔への執着心がどうも上手く掘り下げられていなく感情移入し辛いし、チョン・ウソンのキャラのぽっと出感半端なく、最後の打ち合いもサラっと、下手すれば長いと思ってしまうほどなんの感情も沸かない。
イ・ビョンホンのボスとしての魅力や武器に長けているのならそれの描写だとか、チョン・ウソンのキャラの掘り下げだとか、ソン・ガンホのおとぼけキャラは良いがそこに潜む残酷さだとか色々と抜け落ちている。
終盤の日本軍交えての乱闘シーンは、特に新しい見せ場も無いのに時間とりすぎでダレたまま終焉を迎えるので、いい映画だったとは言い辛いかな。