Keigo

キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒のKeigoのレビュー・感想・評価

4.6
キートン作品は4作品目。
最初に『大列車追跡』を観て度肝を抜かれ、
初めてのキートンで早速1番の傑作を観てしまったか…?とか思ってたら、『探偵学入門』でこんなのもあるんかい!となってベスト更新。さすがに中々これは超えないだろうと思っていたら続く4本目でまたあっさり更新……もしかすると、俺はバスター・キートンが大好きなのかもしれない。

なんて微笑ましくて、愛おしい作品なんでしょう。基本的にキートン作品は他の作品でもそう感じるけど、今作『セブン・チャンス』は飛び抜けてそう感じた。正直ストーリーはものすごい下世話だし現代にはそぐわない部分があるのも否めないけど、可愛げがあってそれを糾弾する気にはならないし、彼の一挙手一投足七転び八起きのその全てが、そしてこの作品を生み出してくれたことまでをも含めた全てがたまらなく愛おしくなってくる。ピアノを中心としたジャズっぽい音楽が好みだったのも相俟って、大好きな作品になりました。

これがキートンの残した作品の中で1番好きな作品になるのか、これを超える作品があるのかを確かめるためにも、他のキートン作品も観る!必ず!
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