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眠る男のvivoのレビュー・感想・評価

眠る男(1996年製作の映画)
3.0
淡々と映し出される日本の原風景がただ美しく心が休まる。その世界の中心には昏睡状態の男がいて、その世界を眺めていると、睡眠と昏睡と永眠の境が曖昧になる。ゆっくり流れる大きな時間の中のほんの一瞬にだけ自分は起きていて、そして、起きていようが寝ていようが何らかの形で永遠に存在はしている。覚醒に意味を求めなければもっと穏やかな心でいられるのかもしれない。その境地にいつかたどり着けるのだろうか。
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