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スラムドッグ$ミリオネアのとものネタバレレビュー・内容・結末

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

『ぼくと1ルピーの神様』という
インドの外交官が書いた小説が原作の映画。

スラムで暮らす孤児で、
学校に通ったこともなく何の教養もないはずの少年が、
あるきっかけでクイズミリオネアに出て
全問正解し賞金を勝ち取ってしまう。

なぜか。
それは、生きてきた過程で
望まずとも学んだ(という自覚もない)事だったから。

でも先に本を読んじゃったからか、
インドが抱える問題を知るにも、映画として楽しむにも
本が濃すぎてそれをぎゅっとした映画は
物足りなくて、この評価。

一問一問どんな経験があったから正解し続けられたのか
長編映画になってもいいから
そこを重点的に描いてほしいのに、
その描写が少なくロマンス感エンタメ感濃いめな印象。
盲目にされた少年が、硬貨を触って何ルピーか
確かめるとことかよかったけど、
もうちょっと丁寧にしてほしかった。。

そもそもなぜこの番組に出たのか、
その動機も少年の芯として重要だと思うけど、
そこも流れてる。。
壮大になるからかな、、?
そして1ルピーコインの存在はどこいった笑

人それぞれやけど、これを観るなら
正直本の方が断然おすすめと断言したくなる。
映像も音もある映画より、
文字だけの小説の方が情景が浮かぶ不思議。

でも、映画は映画で
楽しめるんじゃないでしょうか…( ິ•ᆺ⃘• )ິ
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