なお

笑の大学のなおのレビュー・感想・評価

笑の大学(2004年製作の映画)
4.5
コメディアンとしての役所広司の演技に感服しました。
冷徹な検閲官が喜劇に魅了されていく過程が、きちんとグラデーションになっていたところが天晴れ!
途中から向坂が愛おしくて仕方ありませんでした。
稲垣吾郎の若々しさも良い対比になっていたように思います。

カメラワークやカットから、これを舞台から映画にした理由が伝わってきました。
特に、向坂が取調べ室を駆け回るシーンはこれは映画だからできる表現だな、と思いました。

じんわり染み入るような終わり方も素敵でした。
なお

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