BS12にて観賞
当時のオールスター映画で、とにかく当然に出演者が豪華です。
3時間近くの長尺ですが、忠臣蔵の各々の有名エピソードを全部入れようとすればこれでも足りない感じになりますね。
なので、各エピソードに思い入れがあると各々がサラっと過ぎて行くので物足りないかも。
私が好きなエピソードは何といっても垣見五郎兵衛のとこ。
史実では無いようですが、お話としては滅茶苦茶カッコ良くて大好きなんです。
この映画でも二代目中村鴈治郎が演じててさすがのカッコよさでしたね。
とにかく忠臣蔵のお話は私でも良く知ってるので面白く見られます。
分かってるお話をしっかり見せてくれるのは見てて安心でもあります。
要は水戸黄門を見るような感じですね。
忠臣蔵の映画は変化球なものも多いですが、こうした正統派のはやっぱり良いですね。
登場人物も多いのでこうしたオールスター映画にもピッタリだし、次々に大物俳優が登場するのは見てて楽しいです。
中でも当時20代の若尾文子さんの可愛かったこと!
これだけでも見る価値あるかも(笑)
あと、京マチ子さんも役柄もあって魅力的ですねぇ。
当たり前のように皆さん若いんですが、勝新太郎さんも本当に若くて元気で良いですねぇ。
もちろん、主演の長谷川一夫さんや内匠頭の市川雷蔵さんは言うに及びません。
とにかく気楽に楽しめる年末大型時代劇という今では見られない楽しい映画でした。