男はくらいよ監督さそり

新座頭市物語 笠間の血祭りの男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

3.8
志村喬、土屋嘉男が出てると『七人の侍』みたいな座頭市だな。それ以外の脇役も十朱幸代、岸部四郎、横山リエ、銭形平次の万七親分・遠藤太津朗と豪華!勝新の細かい芸と幼い頃の人情話の部分とか泣かせるし、奇想天外な殺陣に惚れ惚れする!岡田英次、佐藤慶の悪役も憎々しい。市の「人を泣かしてまで金儲けしたいのかい?」今でも響くセリフだ。キルビルの殺陣はこれの影響だな。撮影、音楽がレベルの高かったこの頃の日本映画らしいすばらしさ。