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血風ロック The Bloody Afternoon
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『血風ロック The Bloody Afternoon』に投稿された感想・評価

部屋を整理していたら出てきたVHSソフトでの鑑賞。
たぶん何十年ぶりの鑑賞で内容はだいぶ忘れてはいたが、なんとなくの大筋は記憶にあった。

VHSなのでDVDや配信と比べると当然画質は良くないのだが、見ているうちに目が慣れてきて、徐々にそれほど気にならなくなった。

監督は流山児祥という演劇畑の人で、斯界では著名で多くの実績を持つ人物だが、映画を監督したのはおそらく本作のみ。

本作が公開された1980年代はいわゆる「小劇場ブーム」の頃で、その中心は野田秀樹や鴻上尚史らだったが、流山児は世代的にも一世代上でその「ブーム」の本流とは少し離れて異端に位置していたと思う。
(僕は当時よく小劇場演劇に足を運んでいて、彼のプロデュースした「ラストアジア」という大掛かりな野外劇も観に行った記憶がある。)

本作「血風ロック」について言うと、当時は「小劇場オールスター映画」といった紹介がされていて、僕もそうした経緯からこのビデオソフトを買った(はず)。

映画界から見ると、流山児は「異業種監督」になると思うが、いま見返してみると、撮影や編集の点で思いのほか、ちゃんと「映画」になっていた印象。

スコアについては、僕個人のノスタルジーがだいぶ影響してはいるものの、時制上の「現在」とフラッシュバック、心象イメージや幻視らしき映像が入り乱れるのだが、その編集スタイルも含めて、映画作品として十分に楽しめた。

各ショットの構図もしっかりしていて、撮影は井出情児という名前がクレジットされていたので調べたら、音楽ビデオ系のお仕事が多い方のようだが、しっかりしたショットの撮れる腕をお持ちの方なのだろう。

流山児らしいショットとしては、狭い銀行内に多人数を配置した構図などは演劇人ゆえの空間の使い方の上手さを感じたし、ダンスシーンの挿入の仕方などは、当時の小劇場演劇っぽさ満開で(そのダンスの素人っぽさも含めて)嬉しくなってしまった。

あとはやはり、全編出ずっぱりの主演、当時の小劇場演劇界のスター、塩野谷正幸の色気と存在感が出色。ひとことで言えば「銀行強盗」の役なのだが、立てこもった銀行の中での威圧感と次々と人を撃ち殺していく狂気から醸し出される色気は最強にクールだった。(偶然だが、塩野谷は今年2025年の東京国際映画祭で上映される『MISHIMA』で森田必勝役を演じていたことを検索で知った)


それに加え、当時「小劇場界のアイドル」と謳われていた美加理の演じるエリのカッコよさにシビれた。パニック状態の銀行の中で、一人だけ異次元空間にいるような佇まいと、銀行の制服に身を包んだあだっぽさは、なかなか他では見る事のできない「ヒロイン」だったように思う。
(なお、当時の美加理を「アイドル」と呼んだのは一種のシャレであって、実際の存在感としては映画界でいう「ミューズ」に近かったと思う。80年代の「アイドル歌手」のように見られていたわけでもないし、もちろん2000年代の「アイドル」の文脈とも全く違っている)

物語としては、塩野谷演じる陽治が閉店後の銀行に押し入って、(個人的な恨みをもとに)そこに居る行員や客を撃ち殺し、黒幕らしき人物と対峙するというもの(最終盤でのオチらしきものもある)。そこにストーリー展開の面白さなどは、特にないのだが、僕は(上述の個人的ノスタルジーをだいぶ含めてではあるが)十分に映画作品として楽しめた。

(なお、Filmarksの作品紹介では131分となっているが実際の尺は81分である)

*個人的メモ
野外劇「ラストアジア」について、たまたま見つけたので備忘のため。
https://enpaku-jdta.jp/detail/00817-01-1986-02
流山児祥の企画・原作・監督・出演,流山児事務所製作による、内田栄一と高取英の脚本のアクション映画。助監督に福岡芳穂。16ミリ、81分。
文芸坐ル・ピリエ
お伝
1.0
有薗芳記(逆噴射家族)と田中こずえ(おっぱい)見たさに。
バイオレンスもエロスもあるけどこんなテイスト初めて。近い年代で「ブッ飛んでるけど奇跡のバランス保ってる映画」「光る女」('87 相米慎二)は大好きだけど、、、、。
なんでこんなのが仕上がってしまったのか、いやまだ仕上がってないような。
演劇界からのアプローチだからか、80年代だからか、、、謎。梅川事件は関係あるのかな。