へちまびと

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのへちまびとのレビュー・感想・評価

3.4
トム・クルーズってこんな映画にも出てるんだ!と驚かれる方も多そうな映画。

トムだけでなく、ブラッド・ピット、クリスチャン・スレーター、子役時代のキルスティン・ダンスト、アントニオ・バンデラスと、予算いくらあるねんと聞きたくなるほどの錚々たる面子が勢ぞろい。

そういうエクスペンダブルズ的「よう集めたな」という感心のためだけに見ても十分楽しめる。

あとMI:2とかSFドラマ「ウエストワールド」に出てるタンディウェ・ニュートンもちょっと出てたりと、さながらアメリカ版「沙粧妙子 最後の事件」みたいな趣がある(わかりにくい)。

物語は、ブラッドピット扮するルイが、なぜ自分がヴァンパイアになったのか語るという形式で進む。
どんどん時代が進み技術革新で蒸気船が登場したりする中、全く変わらない姿のヴァンパイア三人組が面白い。

娯楽作品というか、あんまり深刻な顔で見なくてもいいようなところはあるので適当に流してもそれなりに楽しめる。

衝撃的な表現や悲しい場面もあるのだが、ラストシーンのトム・クルーズは「そうこなくっちゃ!」という感じで良い。