このレビューはネタバレを含みます
前情報なしでみたので、ちゃんと物語を理解はしていないが、看護婦と女優の話である。
喋らない女優と、翻弄される看護婦。別荘で二人で療養する。しかし、女優に自分の秘密を夫に手紙で書かれ、激怒する看護婦。人をあざ笑うかのような態度の女優。でもそれは、人間の本心で、誰もが嘘をついたり、本音では話したりしないものだ。
看護婦は最後のほうであなたのようにはならないと言ったが、それは本当なのか、同族嫌悪のようなものなのではないかと思った。
同じ話を、女優の顔を映したときと、看護婦の顔を映したとき、続けて流す演出は見たことがなかったので、面白かった。
最初のシーンがコラージュのような、手の動き、アニメーション、いろいろな映像から始まり、実験映画のような始まり方だった。