牛丼狂

仮面/ペルソナの牛丼狂のレビュー・感想・評価

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)
3.0
1966年公開。イングマール・ベルイマンが監督。当監督の作品は初鑑賞。
言語障害を起こした女優と、その看護を担当する看護師を描く。沈黙するしかない女優とお喋りな看護師の距離は縮まっていく。
冒頭からフィルム走行が描かれるように、この映画が「映画」であることを意識させられる。ワルシャワ・ゲットーの写真など意図が汲み取れないカットはいくつもあった。
主題であろう「人間は演技する」ということを女医が簡単に喋ってしまうのは惜しい気がした。ある種の説明ゼリフなのではないか。ほか、台詞の余韻を残さずに、次のシーンの台詞の冒頭を間髪入れずに繋ぐなど、テンポに違和感を感じさせる編集が(意図しているものだろうが)理解できずに困惑した。
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