くるぶし

チキン・リトルのくるぶしのレビュー・感想・評価

チキン・リトル(2005年製作の映画)
2.9
普通にダメでしょこの作品。世界観の設定からクソ。
差別を助長する教師、保身をし子を信じない親など、主人公を不憫に見せるために必要以上に社会が悪いものとして描かれる。

オチも一見いい話風に見えるが非常に不快で胸糞悪い。
本筋は父と子の確執の話であり最終的になんとなく解決するが、あれは根本的な解決ではなく且つそこが解決したとてこの世界は救いようがない。

序盤からすごくイラつく。街ぐるみで虐めを行い、それを見ないフリする親。教師はイケてる子とイケてない子を分断し対立構造を作り上げる。そして容姿の良くない子どもに対しては大人も子どもも揶揄するような世界であると冒頭から分かる。
これは観客にフラストレーションを溜めさせてスカッとさせるやつかと思いきや
物語が進むにつれその感情は累積していきなんもないままエンドロール。本当にクソ。まじで最後主人公銃乱射しておわんねえかなとずっと思ってた。

散々ポリコレポリコレと騒ぐアメリカはこれをこき下ろさず何やってんだ。南部の唄を無かったことにしてもこれだけは忘れねえからなディズニー。

ストーリーのクソさはさておき演出面も相当くそ。特に伏線が雑。序盤の主人公が手先器用で機転が効くってゆうフリはどこいったよ。

ギャグもキャラデザも良くない。何を伝えたかったのかもわからない。子ども向けだと言われてもこんなものは子どもにはみせたくない。
くるぶし

くるぶし