1945年製作、ビリー・ワイルダー監督作品
第18回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞そして主演男優賞を受賞した名作
アルコール依存の男性の苦悩と恐怖を描いているのですが依存症あるあるのオンパレードです
主人公はニューヨーク在住、30歳を過ぎても全く売れない小説家
そんな現実から逃れたくてハマったのがアルコール
心の広い兄と優しい恋人がいるにも関わらずどんどん落ちていく主人公の姿は怖くもあり滑稽でもあります
今見ると依存症治療の施設で見る教本のようです
映画が「娯楽」だった時代、規制も厳しかった中、当時としてはかなり攻めた作品だったのでは、そこがアカデミーに評価されたのではないかと思います