１９２０年代のシカゴ。ヴォードヴィルのスターを夢見るロキシー（レネー・ゼルウィガー）は自分を騙した浮気相手を射殺する。スターのヴェルマ（キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ）は夫が妹とベッドを共にしているのを目撃して殺害する。刑務所の二人は弁護士ビリー（リチャード・ギア）を使って無罪を勝ち取りヴォードヴィルの舞台に立つことを目論む。
久しぶりに観たミュージカルの快作。
ストーリーの中で数々の曲が流れる、というか音楽と歌でストーリーが展開していく。突飛ではあるが、ストーリーもなかなか面白い。
レネー・ゼルウィガーもリチャード・ギアも素晴らしいけど、やっぱりキャサリン・ゼタ＝ジョーンズの歌と踊りが圧巻だ。あの高慢さと太々しさと、それを全身で表現するダンスと歌に圧倒される。
元々の舞台劇を生み出したのは、あのボブ・フォッシー。「キャバレー」や「オール・ザット・ジャズ」も作った振付師で監督だが、天才としか思えない！
ミュージカルは本当に楽しくて大好き。もし、この映画が面白かったら、是非「雨に唄えば」「スタア誕生」「恋の手ほどき」「サウンド・オブ・ミュージック」なども観ていただきたい。
