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シカゴのkojikojiのレビュー・感想・評価

シカゴ(2002年製作の映画)
3.9
 映画館で観るべき映画だった。これぞミュージカル。
舞台は刑務所、しかしそこは、夢のダンスと歌のステージ。
 面白い映画を考えるものだ。
最初から最後まで切れ間なく、予想もしないような歌とダンスのオンパレード、しっかり楽しませてくれる。
ラストのダンスは二人が爆発する。たまらなく心が弾む。

第75回アカデミー賞作品賞(90/95)
#1399 2023年 433本目
2002年 アメリカ🇺🇸映画
監督:ロブ・マーシャル
「リトルマーメイド」「パイレーツ・オブ・カビリアン」の監督さん
脚本:ビル・コンドン
原作:ボブ・フォッシー、フレッド・エッブ
出演者
(ロキシー)
(ビリー)
(ヴェルマ)
音楽:ジョン・カンダー、ダニー・エルフマン

1924年頃のシカゴ。
世間知らずのロキシー・ハート(レニー・ゼルウィガー)は人気のケリー姉妹を見て、いつしか自分もその舞台に立つことを夢見る。
しかしその夜、二人の運命が大きく変わり始める。
ヴェルマ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は夫と妹がベッドを共にしているのを目撃して殺害。その後夫と妹を殺害した罪で逮捕される。
1カ月後、ロキシーは浮気相手のケイスリーがクラブのマネージャーに会わせると言っていたのが嘘だと知り、激怒して彼を射殺する。
ロキシーを逮捕した野心的な地区検事長のハリソンはメディアの前で極刑にするつもりだと語る。
絞首刑を恐れたロキシーは、ヴェルマの敏腕弁護士ビリー・フリン(リチャード・ギア)に弁護を頼むがのだが…

 キャサリン・ゼタ=ジョーンズとレニー・ゼルウィガーがまさに熱演している。
ゼタ=ジョーンズが妖艶、レニー・ゼルウィガーはモンローを意識したような甘〜い歌声。
 二人のキレキレのダンスは何度も見ても見飽きない。彼女達のこの映画に取り組む意気込みが見えてくるような歌とダンスの数々。軽い気持ちでは観てはいけないようなそんな気持ちになる。キャスト全員の熱気が伝わる。
 ビリー・フリン演じるリチャード・ギアがユーモアたっぷりにちゃんと踊るから、こちらまで頬が緩んでしまう。
最高!
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