ツタヤ

シカゴのツタヤのレビュー・感想・評価

シカゴ(2002年製作の映画)
3.2
第75回の米アカデミー賞で作品賞、助演女優賞ほか6部門を受賞した作品。

ですがテイストが猥雑かつ不道徳であまり自分好みではなかった。「サウンド・オブ・ミュージック」や「メリー・ポピンズ」などの清く正しく美しいミュージカルとは方向性が真反対です。(殺人女囚が主役ですからね。笑)万人受けする作品とは思えない。

ただ、ステージプロでない役者でもちゃんとミュージカルしているのは流石ハリウッド映画という感じでした。邦画でこれをやって目も当てられなかったヲタ恋とは雲泥の差。この作品の為に皆さん相当な訓練と準備をしたんでしょう。

この映画で最も輝いていたのはゼタ姉さん。やはり悪女を演じさせたら最強ですね。迫力ボディと妖艶さで圧倒的な存在感です。レネー・ゼルウィガーも女囚なのにどこか憎めない愛らしい魅力を発揮しています。

主要キャストではリチャード・ギアだけが唯一アカデミー賞にノミネートされなかったみたいですが、何となく分かる気がします。歌わせると急に華が無くなる…声質が悪いんですかね…?
ツタヤ

ツタヤ