運命に翻弄されながらも、大人の女性として成長していく少女を描いたアイドル映画。
なんだけど、全編にわたって異様な不気味さが漂っている。突然不穏な歌を歌い出す登場人物たち、背景に映り込む謎の集団、暗躍する道化師人形。色々とカオス。
これらあらすじとは直接関係ない存在たちが、主人公を見守っているというよりかは、何だか不幸へと導いているようで、ゾワゾワと恐ろしい。
ヒューマンドラマかと思いきや、蓋を開ければホラーよりも怖いみたいな…。
こんなカルト作品を、当時人気最高潮のアイドルを主演に作り上げてしまう時代感が凄いな。