イチロヲ

アメリカン・サマー・ストーリー アメリカン・パイ2のイチロヲのレビュー・感想・評価

4.0
大学生となった四人組の元童貞グループが、別荘でリゾートライフを満喫しようとする。主人公の恋人探しを主軸にしている、青春コメディ第2弾。前作に引き続き、筆者はリアル童貞期に劇場で鑑賞。

主人公に恋人ができずに終わった前作から引き続き、「初体験の次の段階に移行した、男女交際の在り方」へと物語が進展。本作以降も、日本未公開ながらシリーズが継続しており、少年期から青年期への通過儀礼が段階的に描かれていく。

ギャグ要素では、接着剤とローションを取り違えてオナニーする場面が出色。演者の迫真の演技に、謎の感動がこみ上げてくる。その一方、主人公グループが、充実した学生グループに変容しており、パリピー状態になっているところに嫉妬を禁じ得ない。

主人公の友人が傾倒するタントリズムとは、性的欲動を司っている器官「前立腺」に心の目を向けて、無射精でオーガズムを何度も呼び起こす瞑想テクニックのこと(現在ではドライ・オーガズムと称されている)。レッツ・トライ!
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