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007 スカイフォールのNORIDARのレビュー・感想・評価

007 スカイフォール(2012年製作の映画)
4.1
ダニエルボンド第3作、シリーズ23作目。

007シリーズ最高傑作(個人的に)。

アバンタイトルでのバイク&列車アクションからのオープニングへの最高の入り。(入り方、OP合わせて間違いなく最高傑作)
アデルの名曲スカイフォール。(完璧)
ハビエルバルデムの怪演。(強烈)
ボンドの出生地での銃撃戦。
Q & マニーペニーの登場…などなど、とにかく見所が多い!

アクションシーンは前作よりも遥かに見応えがあり、予算が減ったとは考えられない作り込み。
前作は激しいアクション以外の部分はさほど見応えがなかったなのだが、本作はシルヴァのネズミトークや軍艦島でのグラス射的、地下鉄内での追いかけっこなど、アクション以外もかなり楽しめる。

ハビエルバルデム演じるシルヴァもかなりいいキャラでジョーカーばりの(というかほぼジョーカー)サイコな作りに惚れ惚れする。

本作はやたらと昔の時代とは違う、スパイはもう古いという言葉が連発される。
そしてMは「政府や組織ではなく、私たちは個人を相手にしている」と告げる。
シリーズファンだけでなく、ひとつの作品として打ち出している事が伺える言葉。
そしてまさにMの言った事が正しかったように、この作品はシリーズを逸脱してひとつの作品として素晴らしいものに仕上がっている。



2015.12.07-
★★★
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